この一週間

この一週間は，気温が下がり，大変寒い日々を過ごしました。

氷点下6℃のコルマールの駅です。毎朝駅に送っていく時間はとても早いので，道路がツルツル滑り運転が一寸こわいです。けちなフランス人達は，冬タイヤにしていないので，時速20km前後で山路を走ります。それでも，路肩に滑り込んでいる車があちらこちらに見られます。おかげで，1.5倍の時間が必要です。
でも，この寒さも峠を越したようで…。
今年より，カイザスベルグのマルシェドゥノエルは，週末の土日だけになりました。金曜日が無くなりました。でも，家の廻りの道路は午後からは渋滞，街の中に入るのも規制され，住民はこの一ヵ月大変不自由な思いをします！！土日は絶対に外出しません。

 息子の友達は，お小遣い稼ぎをしています。以前は息子もマリンバを弾いて，荒稼(？)してましたが，今は勉強に忙しくそれどころではありません。息子が小学生だった頃の時代(5，6年前)はたくさんの子供達が色々と工夫してお小遣い稼ぎをしていましたが，今はそのような子供達は見受けられません。一寸寂しいですね。

今年の我が家のクリスマス飾りです。ろうそくたては，スウェーデンの伝統的な物です。カイザスベルグのお店(オーナーがスウェーデン人）で求めました。
ツリーは家の中に飾る場所が無くなったので…お玄関に置きました。プレゼントは寂しいくらいほんの少しですが…

あっという間に12月になりました。
11月は雨ばかり降って，青空が恋しい気分でした。

昨日やっと青空が出ました！！気温も一日0℃前後でやっと冬到来です。そして，本日は雪。マルシェドノエルも始まりクリスマス気分も高まりつつある今日この頃です。

コルマール駅のイルミネーション

夏の行事

7月中旬まで寒い日々が続き，今年は夏が来ないのか…と心配していましたが，やっと暖かくなって来ています。しかし，朝晩は10℃前後の冷え込みで冬服を家の中できている今日この頃です。
毎年恒例の主人の絵の展覧会が，7月31日より二週間の予定で開催されています。同じ場所で，同じような時期に展覧会をし既に今年で15回目！！ファンも付いているので欠かせられない行事です。
しかし，毎日の仕事が忙しく絵を描く時間がほとんどありません。そのような訳で，今年は助っ人２人が作品を展示してくれました。ジョンシャール(友人の息子），とモシュアル(我が息子）。
3人の個性がお互いに引き出されて良い雰囲気です。

 モシュアルの作品

 

ジョンシャールの作品

 一番人気はやはり主人の……この絵です。二日目で売れてしまいました。

今年は観光客が同じ時期に比べ本当に少ないです。やはり，不況は本当なのかな。

コンサート

週末に，息子の音楽クラブ "LUDWIG VAN CLUB"の伝手で，コンサートに行ってきました。

あの，ニコライ　ルガンスキーが来る！ということで，入場券が余るかどうか心配だったのですが，来なかった生徒が若干いて，運良く聴くことができました。会場の廻りには，券を求める人が大勢いたので，本当に幸運でした。
演奏曲目は，
1部　ベートーヴェンピアノ協奏曲第５番。２部ベートーヴェン交響曲第３番。
ルガンスキーの出番は第1部のみでした。もっと弾いてもらいたかったけれど，50分余りの演奏ですから，仕方が無いかな…。現在のピアニストで私が一番好きな人なので，興奮してました。
彼独特の正確さ，やさしさの中にある力強さ最高でした。しかし，残念なことに，ピアノの音があまりよくなかったです。特に中間部の音の伸びが余り良くないように感じました。
必ずアンコールをしてくれる！！と思って一生懸命に拍手をしてたら，やはり…
アンコールの曲はショパンか，リストかな？？と思っていたのに何とバッハでした。
" J.S.Bach, BWV147 "同じフレーズの繰り返しが多い曲ですが，凄いテクニックで飽きさせることのない演奏でした。きっと，彼のアレンジだったのでしょう。メロディーが歌い込まれて，どれだけ大きい手なのだろうかと思わず思ってしまいました。

休憩時間にCD売り場にいたら(結局買わなかったのですが…）ルガンスキーがサインをしていました。私は図々しくパンフレットにサインをしてもらい，握手までしてもらいました。
主人は『日本だったら重々しい警備でこんな簡単には本人には会えないだろう。』と言ってましたが，そうなのだろうか…？？
第２部は観客席でルガンスキーも鑑賞！！
どちらも変ホ長調の曲で，それなりにベートヴェンがイメージするところの"Empereur" "Eroica"を聴かせてくれたのだろうと思います。
しかし，交響曲第３番は主人と息子には不評でした。

パンフレットにしてもらったサインです。急遽してくれたらしく，マジックでした……！

ご復活祭おめでとう

本日はご復活祭！

おめでとうございます。今日のミサは11時からなのでまだです。
昨晩は"光の祭典"のミサでアメッシュビールの教会に行ってきました。
荘厳な中で20時半から23時まで行われました。
昨年までは老神父(80歳を過ぎているだろう…)のもとでのミサでしたので，１時間程で終わったのですが，今年からは働き盛りの４０代神父様となったので，古式ゆかしく行われたのです。

此の復活祭前後，金曜日から月曜日まで学校も 休みとなり、観光地として当地もにぎわっております。しかし，カトリックの国としてのフランスはどこに行ったのでしょう…という程，聖金曜日も賑わっていたのにはちょっとあきれはててしまいました。今は多くの人々が，カトリックの休みを利用しているようです。前任の神父様が，『産まれたときの洗礼式，結婚式，そしてお葬式しか教会に来ないのか！』と嘆いていたのが良く分ります。
そのように感じていたからこそ，昨晩のミサはより感銘を受けました。多くの人々が参列しましたが，この地域６つの教会合同だったわりには，少なかったのかもしれません。

息子は金曜日から月曜日まで4回侍者として教会に行きます。時代に逆行しているのかもしれませんが，私は最低しなければならない事と思ってます。高校卒業までは続行するでしょう。
2005年から一緒にはじめたお友達は皆教会に来なくなっています。彼は今，小さい子供達の面倒を見ながら，次の侍者をする子供を育てています。来年自分がいなくなって困らないようにと…！

上がってきました

お久しぶりです。
２月下旬より気温がグングンと上がり出しました。
朝晩は２，３℃と冷え込みますが日中は12，3℃まで上がり，家の中にいると暑いくらいです！！
しかし，私にとっては過酷な季節！！
くしゃみ，鼻が出る…全身かゆくなる…というアレルギー症状も…。辛いです。

フランスでは，気温の他にぐんぐんと上がっているものがあります。
水道代，ゴミ処理代 特にカイザスベルグでは，昨年より1.5倍値上がりしました。
散歩をしていてもゴミ箱の横に家庭ゴミのビニール袋が置かれ始めています。
カイザスベルグでは週に2回の収集だったのを1回に減らし，また年間に何回出したかで料金を設定し始めました…。これは大変！！ということで，我が家の奥の方にある山で燃える物は燃やしています。でも狭い庭ではしていけないことらしいです。

その他にも，暖房用の重油，車のガソリン，電気代，ガス代，諸雑貨，食料品と知らないうちに，じわじわと上がってました。
特にガソリンはひどいものです。(ガソリンも重油もやはり去年の1.5倍まで値上がりしています。)
廻りの人達は，満タンにせずに一定金額だけ入れるようになりました。
私も無駄な事はせずに，息子の送り迎えの時に買い物をするようにし始めています。
主人の唯一の楽しみだったドライブも今は出来ません。
豊かさから遠のいてきた気分で，ちょっと寂しい感じです。
これで10月から消費税がアップしたらどうなるのでしょうか？？

アメッシュビールの教会

先週一週間は大変厳しい寒さでした。
あまりの寒さに，暖房用の重油が予定よりも早く無くなってしまい，5時間程，暖房の無い生活をしてしまいました。余熱で部屋は何とか暖かいかな…と思ったのですが，22℃だった部屋の温度が，一気に18℃まで下がってしまいました。冬の季節に18℃の部屋でじっとしていると，身体が凍ってしまいそうな 感じです。
さてさて，本日から２ヵ月アメッシュビール教会のミサに参加です。

ゆっくりと教会内を見るのは始めてです。外の壁は大分痛んではがれ落ちています。

此の教会は，10年程前にステンドグラスを新しくしました。 見事です。

大変きれいな教会です…　説教台の彫刻も見事です。

そして何よりも床にあるこれ！！
温風が出てきます。早速主人が暖まっています。
ミサ中は此の暖房の隣の椅子に座ってましたがとても寒かったので，終了後，またここで暖まってしまいました。

真冬

寒いです！！先週はずっと氷点下の世界でした。
今日も氷点下15℃まで下がったのでしょうか…。日中でも氷点下9℃です。
道行く人もまばらです。誰もこんなに寒いと散歩もしませんね(笑）
私も極力外出いたしませんが本日は教会に行って参りました。
河の水が凍っています。ちょうど冬の太陽が背中に当たり，私の影も映っています！！

日陰の方の河は

水が動いてません。
カイザスベルグの教会の中は暖房が効かず，ミサ中，寒さでふるえてました。
本日から教会は電気工事のために2ヵ月間閉まることになりました。

ご復活祭の時までに，工事は終了するそうです。
来週からはアメッシュビール(隣町）の教会に行かなければならなくなりました…。
朝ゆっくりと寝てられなくなるのが，ちょっと辛いです。

これは？

暖冬のなか，初雪です。
今期は随分と遅いです！！また，雪が降っても積もりません。
今週は−15℃位まで下がるという予想ですが，本当でしょうか。

コルマールに行く道沿いにある家の窓が斜めになっていてずっと不思議に思っていました。
昨年遊びに来られた方から，『螺旋階段用にこのような窓になっているのでは…。』と言われ，
やっと納得出来ました。

いつも通り過ぎるのだけで精一杯でしたが，やっとシャッターチャンスが出来ました。
面白いですね。何時頃の建築物なのか調べてみたいです！！

ファション雑誌？？

遅ればせながら，息子のお誕生会をしました。
わたしたちが好きなコルマールのフランス料理のレストラン"アルペジオ"

ところが　食材が全てbioの物を使うようになったので，ちょっと我が家で食事をしている感じがしてしまいました。昨年の秋までは，凝ってり味のまさしくフランス料理だったのです。
でも，やさしい味で美味しかった。

お店を出て主人がファッション雑誌に使えそうな構図…といって写真を撮ってくれました。
お返しに私も主人を撮ってあげたのですが，ワインの飲み過ぎで寝てしまった…のではないです！！

鑑賞

息子が所属している学校の音楽クラブでは，月に３〜4回ほど，オペラ，バレー，コンサートなどが優先的に観られます！！
今回は『チャップリンの映画＋オーケストラ演奏』 でした。
会場まで送っていくので“もしチケットがあったら私達も観たいね。”と思っていたら…運良く観れました！！息子に感謝。

『ゴールドラッシュ』の無声映画にストラスブールオーケストラの伴奏です。
オーケストラの生演奏が，演技や雰囲気にこれほどにも合わせられるのか…
という驚きがありました。チャップリンの選曲も凄いですね。
チャップリンの映画は心を温かくしてくれます。
毎日，暗い空の下で少々憂鬱に過ごしている冬の季節には最良の気分転換。
帰りの車の中は，皆なんだか楽しそうでした。贅沢な過ごし方が出来ました。

模様替え

先週の日曜日主人が何気なく言った一言で…私のやる気が出ました！！
『手前の部屋の方が，暖かいんだね。』
サロンの手前の部屋が今は客用テーブルが置いてあり，奥に我々の机が置いてあります。
奥の方をたくさん使用するのに，ちょっともったいないのでは…と考え，月曜日に5時間かけて模様替えをしました。（此れは私の趣味の一つなのです。）

色々と考えるのは楽しいです。奥の方に本棚とテーブル，

そして，食器棚とピアノ，手前の部屋は

３人の机を置きました。
前のときとシンメトリーになってます。
月曜日は久しぶりに晴れて，身体を動かすのに快適でした。

Épiphanie

本日は『主の御公現』。東方の３人の博士がイエズスに捧げ物をする日です！！
フランスではこの日に，ガレット　デ　ロワを頂きます。今年は誰の中にフェーヴがあるのでしょうか…。
ガレット　デ　ロワは毎年，色々な新作が出ます。パイ生地にアーモンドクリームが入っているのがオーソドックスですが，林檎＋アーモンドクリームなどもあります。

ガレットというくらいなので本来は円形なのですが，今年は私がどうしても食べたかったから四角いものになってしまいました。中には　パンエピス＋オレンジが入ってます。美味しかった！！

フェーヴは息子の中にありました。

皆が休みの機会に，ツリーも片付けました。薪ストーブ用に主人が小さく切ってくれました。
薪ストーブの無い家，庭の無い家は，大きい街ですと日付指定で街が持っていってくれます。カイザスベルグの場合は，各家毎に始末しなければなりませんので，大変です！！

此れで，クリスマス気分も終了，これからソルドが始まります。そうして，4月のご復活までは街は閑散としてきます。まだまだ暗い冬が続きます。

2012年 明けましておめでとう

  

謹賀新年

2012年は暖かいお正月で明けました。日本のように正月３が日のんびり出来ません。

明日からもう仕事！３日からは学校も始まります。

今年も宜しくお願いいたします。